資本主義を徹底している国アメリカではワーキングプアの数が多いという事実からも分かるとおり、資本主義においては対価を得るものと、得られないもの(ワーキングプアなど)の格差は広がっています。日本でも、格差社会、などといわれて久しくなりました。では、資本主義とは一体どういったものなのでしょうか?
資本主義とは、最初から「平等」を目指した社会ではありません。一生懸命努力した人、能力のある人に対価を支払うことで、社会全体の効率化を目指す仕組みです。もちろん、民主主義というのは「平等」な社会です。しかし、勘違いしてはいけません。権利は平等であっても、対価は平等ではないのです。その努力、能力、成功の度合いによって、対価の少ない者、多い者がでてきます。対価が平等で一生懸命をやらない人を多く抱えるよりも、努力した人に十分な対価を支払うことにより、一生懸命がんばる人を多く抱える社会を創ることを目的としているのが資本主義だというわけです。
であれば、ワーキングプアが生まれるのはある意味仕方のないことかもしれません。問題は、そういった状態に陥ったとしても、何度もチャレンジをして成功を掴みとることです。あるいは、お金に価値を見出す大量生産、大量消費というラットレースから抜け出し、低所得でもゆとりのある質素な生活をする、というのも、それはそれで立派な一つの判断です。どちらを選んでも、ぼんやり考えもせずに競争に巻き込まれて働き、自分の運命を呪うよりは建設的な生き方ができると思います。
ワーキングプア をさぐる All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/08/24